コロマル先輩、注文が全くこないです……
まだコミッションオープンして3日だろ?そんなトントン拍子には
もう1ヶ月なんです。
それはもう宣伝不足か価格表が悪いとしか。
Twitterでオープンして1日に3回セルフRTしたし、icon30ドル、Chibiが60ドルで…。
あ、うん。それアカンやつや。一回見直そうな?
TwitterセルフRTは状況を見て
TwitterのセルフRT自体は問題ありません。
フォロワーが多数いる場合はむしろ有利になりますが、フォロワーの国籍・ジャンルによって全く宣伝にならない場合があります。
2000人のフォロワーがいても9割日本人だとしたら、英語で案内されたツイートは見るだけで特に反応はしないですよね。
注文を得るために必要なポイント
上記みみみの例を見ると
・価格表の投稿場所はTwitter、1日3回セルフRT
→価格表1箇所は少ない、1日3回セルフRTは多すぎ。
・iconの価格は30ドル、chibiの価格が60ドル
→どちらも高い。Chibi60ドルはアリだが、無名には高額設定。
これを踏まえつつ見ていきます。
価格表を複数の場所に置く
今持ってるSNSアカウントは?
deviantART、Pixiv、Twitter、Instagram…かな?
それじゃあそのアカウント全部に価格表を置け。それと追加でTumblrとpaigeeworldにも。
全部に!?管理しきれないんだけど…
まずは見つけてもらうことが重要なので、価格表はところかまわず置くこと。その場合、連絡先はメール+よく使うSNSのメッセージ機能など、2種類に収めるのがベストです。
宣伝する
朝と夜がベスト。日本が朝方であればアメリカなどでは夜なので、朝宣伝のほうが効果的。過度な宣伝は逆効果なので1日1~2回、1日置きや2日置きで。
Twitterの場合
#commissionなどのハッシュタグを付けた上で投稿。海外のフォロワーが少ない場合の宣伝はあまり意味がありません。
海外フォロワーが多い場合はTwitterだけで事足りるようになるので、コミッションなどで描いたイラストはバンバン載せて地盤を固めましょう。
・コミッショングループに参加し、フォルダーに価格表を提出。
・コミッショングループのコメントに価格表を宣伝。
・フォーラムで宣伝。
・投稿作品のアップデートでウォッチャーに通知する。
・ジャーナルにコミッションを開いたことを知らせる。
など。宣伝方法はかなりありますが、やりすぎ注意。
その他投稿系SNS
更新できるものは何日か置きにアップデートしましょう。
価格表の見直し
全く注文がない場合、価格に問題がある場合があります。多くの価格表を参考にして価格を見直しましょう。
それでも決められない場合、deviantARTのフォーラムで「このイラストはいくらですか?」と質問を投稿するのも良いです。※絵を描かない買い手の意見もあるため参考程度に。
最初は低価格で、後に価格を上げるという手もあります。
海外勢は欲しい絵にいくらでも出すって聞いたんだけど?
いくらでも出す層はいる。逆にタダがいい(安いほうがいい)に決まってる!って層もたくさんいる。
サンプルを多数用意する
イラストが主役なので、1タイプにつき2枚は用意しましょう。
自身のWEBサイトやSNSに多数イラストをアップしていても、コミッショナーは意外と見てないです。
フルボディの絵を描いて半分のところにラインを引いて、ハーフボディはここ!って感じにするのは?
それはありだと思う。実際に自分もやってる。しかし、ハーフボディも別で用意した方がいい。
えっなんで!?
ハーフコミッションはほとんどこない(著者の場合)フルボディの方が多い。
ハーフとフルで価格差があまりないからじゃ?
それも多少あると思うが、一番考えられるのが”完成形が見えない”からだと思うんだよね。サイズ感はわかるけど、実際どんな感じで仕上がるのかが見えてこない。
どんな感じに仕上がるか、どんなイラストが描けるのか。それを示すためにサンプルを複数用意するのがポイントです。
コミッションを頼んでみる
注文を得るための効果はほとんどありませんが、一度頼む立場になることをおすすめします。
メリット
・注文から完了の流れまでがわかる。
・相手がどのくらいの速度・クオリティで仕上げるかがわかる。
・完成した絵が注文者公表の上でアップロードされることがある。
・相手からコミッションをオーダーされることがある。
・楽しい。
どういう気持ちで頼むのか、何故コレクションするのか。コミッショナー側になることは描く上でタメになります。
画力・絵柄の見直し
画力を上げる
頭が痛い問題ですが一定の画力は必要です。見ず知らずのネット絵描きのらくがきを、お金を出してまで買うことってありませんよね。
しかし画力が足りていないとしても、コミッションを開いてはいけないわけではありません。
こんな画力で金とっていいんだろうか…。日本人はそう思いがちだけど、海外勢はぜーんぜんそんな事思ってないから!
PC故障して新しいの買いたいから私の絵を買ってくれ!っていうのよく見る。そのくらいの気軽さ。
絵のスタイルを考える
一定の画力が必要とは書きましたが、上手い絵が欲しくて注文するわけではありません。コミッショナーはこのイラストが欲しい!と思って注文します。
単純に上手い絵なんていっぱいありますから、他とは違ったスタイルで攻めていくのもベストです。
まとめ
・最初は過度な宣伝が必要
・価格設定は慎重に
・画力上げの努力と売れるスタイルを考える
知ってもらえるまでは媚に媚びて貪欲になるしかない。
クラウドソーシング系のサイトに登録して活動すれば、一定の閲覧・注文保障はあるかもしれません。しかし海外向けにコミッションを開く場合は、イラストを描くのも、それを売るのもすべて自分一人で行うため、自分が頑張らなければ実りません。
最初は大変ですが、慣れてくれば安定して注文が入ってくるようになりますよ。
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普段ソーシャルゲームなどのイラストを描いているフリーのイラストレーターです。美少女系キャラクターやちびキャラを描くのが得意です。
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