海外向けコミッションの方が注文数が多く稼げるなどと推していますが、ぶっちゃけると国内より単価は安いです。私も基本的に安価で引き受けています。
「価格破壊に繋がらないか?」「安売りはクリエイターの首を絞めないか?」という疑問についてですが、国内向けだとその可能性は大いにあります。
ですので、国内向けでやるとしたら値段の設定は見直す予定です。
海外向けと国内向けの違い
海外向けで安価に引き受けるのは「コミッション文化がある」というのが一番の理由です。
このコミッション文化とは、好きな絵描きさんにお金を払って描いてもらうというのが主軸です。アメリカではコミコンなどで、アメコミなどで実際活躍されているアーティストに有料でスケブを描いてもらうことをコミッションなどと言ったりします。
上記はアメコミアーティストのコミッション受付をしている方のツイートです。
一方国内向けは「イラストのお仕事」「イラストのオーダーメイド」などクライアントを重視した、素材を制作するようなイメージが強いです。
もちろん、この絵描きさんにお金を払ってでも描いて欲しい!という人はいるかと思いますが、イラストが欲しいけど自分じゃ描けないから誰か描ける人に頼みたい。という場合が圧倒的に多い印象です。
海外向けは有償リクエストの感覚、国内向けはお仕事のような感覚です。
安価でも引き受ける理由
頼む側が有償リクエスト感覚であることが第一です。その有償リクエストがクリエイターにとってどのようなものかも含めていくつか挙げてみます。
有償リクエスト感覚
「あなたのイラストが好きなので、私のオリジナルキャラクターを描いてほしい!」というのが根本的にあります。そのため、過度な要求をしてくることがほとんどありません。
サンプル以上のものを求めたりはしないため、この時点ですごくやりやすいです。
利用規約を自分でつくれる
もちろんこれは国内向けでも可能ですが、内容によっては賛否両論かも?日本人は匿名を好みますが、海外はオープンでも気にしない方が多いです。
なので「描いたイラストをサンプルにする場合がある」「同人誌に収録する」「注文者公開で他のSNSで公開する」などといった規約をつくることが可能です。
締切は基本的に無し
おおよそどのくらいで仕上がるかは設定しますが、時間がかかってもあんまり怒られません。
「急がなくて大丈夫、あなたのペースで進めてください」って感じです。もちろん急かす人も中にはいますが、比率としては少なめです。
だいたい1ヶ月くらいで「今どうなってる?」と聞いてくる人は結構います。なので、2ヶ月以内が個人的にベストです。私が頼んだもので半年以上待たされたものなどあるので、結構ゆるゆるです。
締切がないにしろ、早ければ早いほど印象が良いので甘えすぎないように。
用途を限定しない
いわゆる「SNSのアイコンに使いたい」「ブログのヘッダー画像が必要」といった注文が少なめ。中にはこれを理由に頼んでくる方もいますが、有償リクエスト感覚なので気に入ればアイコンにするし、合わなければ使わない。というスタイルです。
海外コミッションはクリエイター主体
海外のコミッショナーはクリエイター主体で考えてくれる人が多いので、そのやりやすさからクリエイターも「いくらか払ってくれればあなたのキャラクターを描くよ」くらいの感覚、価格設定になっています。
もちろん私もその感覚です。稼げるよ!と声を大きくしていますが正しくは楽しく稼げるよ!ですね。
「お金ないわー学費の足しにしたいからコミッションやるので助けてー」みたいなのもあります。「じゃあ私のキャラ描いて足しにしてくれ」と言って頼む人もいます。
この緩さは居心地良いです。とは言え、お金をもらっている以上しっかりとやること!
自分のスタイルに合わせよう
国内向けも海外向けもどちらもメリット、デメリットがあります。初めてでゆるーくやりたいなら海外向けがオススメです。ただし最初の準備と言語の壁があるので根気が必要です。
有償リクエスト感覚でコミッションしたいなら国内サービスの「Skeb」がオススメです。Twitterのアカウントがあれば登録可能です。
英語などの言語を日本語に翻訳してくれるので、最近では海外勢も利用しているオススメのサービスです。
イラストでお金稼いでみたいという単純な感覚であれば、国内の「SKIMA」や「ココナラ」等のサービスに登録するのも良いでしょう。個人的にはオススメしません(手数料がかなりとられるため)
相場については頭が痛い問題ですが、自分のやりやすい形を試してみてくださいね。
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普段ソーシャルゲームなどのイラストを描いているフリーのイラストレーターです。美少女系キャラクターやちびキャラを描くのが得意です。
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