ホームページだけではなくTwitterなどのSNS、PixivやdeviantARTなど、イラストを発表する場所がたくさん増えました。
でもそれだけでは中々伸びない…
もっと交流したい、仕事をしてみたい!そういう人におすすめしたいのが情報発信です。
目次
絵描きが情報発信するとは?
制作過程をコンテンツに
すぐ思いつくのはお絵描き配信、作業環境や使用している周辺機器のレビュー、イラスト関係の講座(メイキング)などですね。
もっと絵を見て欲しい、最終的にお仕事もしたい…そう考えるのであれば上記のことはどんどんやりましょう。
イラストはただのイラストですが、それを完成させるための過程がすごいコンテンツになるんです。
好きなイラストレーターさんがどうやって絵を描いているのか、どんな環境で描いているのか気になったりしますよね?
また、どんなモニターを使えばいいのか悩んだときは同じ絵描きさんの環境を参考にすることもありますよね。
実際に作業しているだけの動画や使っている道具を紹介するだけで、誰かのためになっています。
イラスト以外の事
絵描きだからこそ、イラスト以外のこともどんどん発信しましょう。
例えば猫が好きなので猫写真をいっぱい上げる、猫関連の話をする、猫グッズのレビューをする…。全然OKです。
絵描きさんって猫を飼ってる方たくさんいますよね?猫からはじまる交流ってありますよね?
仕事で猫漫画を描いてもらうなら、猫を飼っている人にお願いしたいですよね。
猫じゃなくてもいいです。ゲームでも、人形でも、何だっていいんです。絵を描く事と好きな事は結構相性がよかったりします。
画力が全てじゃありません。絵が描けて、好きな事を発信するだけで仕事や交流に繋がります。
具体的な情報発信
お絵描き(作業)配信をする
PixivのSketchやTwitchなどで作業配信するのが手軽でおすすめです。
普段の作業をただ外部に見せるだけなので特別何かを用意することもないですし、配信がきっかけで知ってもらったり、交流に発展することもあります。
交流が好きな人、喋ることが好きな人だと特に良いですね。誰にも見てもらえない、へこむ…となった場合はサボリ防止のために配信していると念じて集中しましょう。
ノウハウやこれまでの経験
描き始めたきっかけ、描き始めてから5年後の画力の変化、画力をあげるためにやったこと…など。
伸び悩んでしまったり落ち込んでしまったとき、他の絵描きさんはどうしているのだろう…そう思うことが結構あるので、今に至るまでの過程や経験を公開している絵描きさんのブログは参考になります。
特にすごいのはマエコのデジタル工房さんの10年間の上達過程ですね。
イラストのノウハウだとイラストレーターのさいとうなおき先生のYoutubeチャンネルが参考になります。
躍動感のあるポーズ、優しい色使いとかわいいキャラクターが特徴の有名なイラストレーターさんです。
絵がうまくなる方法はもちろん、集客方法や考え方などイラスト以外にも参考になる話をたくさんされているので、一度閲覧してみてください。
描く以外の好きな事を発信
絵を描く事以外にも趣味や好きな事があれば、ブログでもイラストでもいいので発信していきましょう。その流れでイラストを見てもらえるきっかけにもなります。
その結果、お仕事に繋がることもあります。
以下の記事では、Wordpressテーマのレビューをしたらお仕事に繋がった話を書いています。
SNSの発展で人と人との距離が近いので、様々なスキルを持っている人と繋がりやすくなりました。
絵が描ける、尚且こんなことに興味があります!そうアピールするだけで強みになります。好きな事はどんどん活かしていくのが◎
漫画で表現する
体験や日常を漫画にして面白おかしくしたり、ゲームのプレイ日記を漫画にしたり…本当に漫画って万能です。
子育て漫画や動物などのエッセイ漫画って延々読んでしまいますよね。
ゲームの感想なんかもそうです。文字だとただ文面通りに読むだけです。でも漫画になるとゲーム自体にも、その漫画を描いている人にも興味が湧きます。
ゲームはそうでもないけどこの人のプレイ漫画は面白い。なんてことも。
情報発信のためのツール
まず手軽なのがTwitterですね。これはもうすでにやっている人がほとんどじゃないでしょうか。
そのままTwitterも活用しつつ、他のツールも利用していくのがおすすめです。
ブログを書く
一番はブログを書くことですね。文章を書くのがブログ…と思いがちですが、ブログで漫画を連載されている方も多いです。
漫画+テキストだったり、たまには普通に日記を描いてみたり、使用している機材のレビューをしてみたり。いろんな運用方法があります。
ちゃんと運営していくなら無料ブログではなくサーバーを借りてWordpressなどで運用していくのがベストです。
しかし、運営費用がかかったり、慣れない作業で時間がかかってしまったりとそれなりにデメリットはあります。
noteを使う
ジャンルを問わず様々な人が利用しているnoteを利用するのも手です。
ブログよりもこちらのほうが手軽ですね。noteを使いつつ、個人のブログも併用して運営している人が多い印象です。
パトロンサイトを開設する
イラストに特化しているものならこれが一番おすすめです!
パトロンサイトは、ファンクラブみたいなものですね。noteのクリエイターに特化したバージョンだと思うといいかもしれません。
有名なところだとPixivが運営している「PixivFANBOX」
同人誌委託販売の虎の穴が運営している「Fantia]
普段の創作活動をしながらこういったサービスを利用するだけなので新しく何かを生み出す必要はありません。
ファン会員用に特典として壁紙サイズをつくったり、ちょっと大きいサイズのイラストを載せたり。ちょっとプラスしていくだけでOKです。
情報発信のメリット・デメリット
最大のメリットは多くの人に見てもらえる可能性が増えることです。
アピールポイントが増える
多くの人に見てもらえる可能性が増える
思わぬ出会いがある
仕事の幅が広がる
イラスト以外の収入を得られる
デメリット総評としては疲れてしまうことですね。
絵を描くこと以外に時間をとられる
成果が出るのに時間がかかる
イラスト以外のことに期待されるようになる
結局運
疲れる
まとめ
SNSで絵を上げるだけでは本当に一瞬で流れてしまいます。たくさん上手いイラストがある中のひとつに過ぎないんです。
情報配信をしていくことで「ただ絵を描いている人」から「あんなことが得意、いつも配信している、○○漫画を描いているあの人」になり、イラストの価値を高めることで多くの人の目に留まるようになります。
ただデメリットにも書いたように成果が出るのに時間がかかります。思ったよりうまくいかず、ストレスになり結果疲れるだけという事もあります。
絵を描く事と同じで、情報発信も継続が大事です。
絵を描く中で好きな事をちょっと混ぜてみる。描く事が疲れたのでちょっと違うことをしてみる。最初は小さい事から、続けていけそうな情報発信をしていくことが継続のコツです。