日本ではSkeb・SKIMA・ココナラなどでイラストを頼むことが可能ですが、海外のコミッションではそういったサービスを介さず1対1が基本です。
海外のアーティストにイラストを頼んでみたいけどやり方がわからない、勇気が出ない、などなどそう言った人向けに解説・注意点を説明します。
目次
準備するもの
Paypalのアドレス
Paypalにアカウントを登録し、カード情報を登録して支払える準備をしておきます。基本的に海外のコミッションは先払いなので必須です。
相手に支払うだけなのでパーソナルアカウントで問題ありません。(本人確認などは不要)
キャラクター画像
描いて欲しいキャラクター、ポーズや表情のイメージなどを事前に準備しましょう。オリジナルキャラクターであればキャラクターの画像などを用意し、どこかにアップロードしておきます。
基本的に完全なキャラクターの詳細は必要です。
「髪型はコレ、髪色はコレ、服装はコレでデザインして!」と言ったような、1からデザインすることはあまりありません。もし1からデザインしてほしい場合は頼みたいアーティストに事前に質問しておきましょう。
キャラクターはこれで、服装はこれにして!といったオーダーは基本的に受け付けてくれます。
二次創作の場合もアーティストによって受ける・受けないがあるので、コミッションシートや規約に描いていない場合は事前に質問しておきます。
表情
表情は笑顔、悲しい、怒り…などを決め、英語にします。
笑顔の表現
Happy/Smile/Friendly
大きく笑っている等の表現は「Energy」や「Open mouth」などを付け加えれば伝わります。逆に控え目な場合「little smile」や「Shy smile」など。
悲しい表現
Sad/lonely easily
泣いている場合は「cry」で。
怒りの表現
Anger/Moody/Sulky(拗ねている・不機嫌の表現)
その他
Tsundere/Himedere Imouto/Oniichan/Oneechan…など
上記の日本語表現も伝わります。ただ上記だけだと弱いので補助的に使うと良いでしょう。
明確な表情のイメージがある場合、参考画像を用意するのがベストです。
ポーズ
描いて欲しいポーズがあれば指定します。文字だけでは伝わりづらいため、参考画像を用意するのがベストです。
明確な指定はないけど、元気な感じで描いて欲しい。内気な感じが良いなどという場合は、表情と同じようにザックリ指定でもOKです。その際アーティストに逆に質問される場合があるのでそのときはちゃんと対応しましょう。
コミッションシート・規約を読む
コミッションはdeviantART・Twitter・tumblrなどで探します。
コミッションは常に開いているわけではないため、頼みたいと思うアーティストを何人かピックアップしておくと良いです。
開いている場合は「OPEN」と表記している場合が多いです。「CLOSED」は閉じている、「Slot full」などの表記は注文がいっぱい(実質閉じている状態)です。
気に入ったアーティストが入ればコミッションシート(サンプルや価格、描けるものとそうでないものなど)を確認し、規約を読んでおきましょう。長文の場合が多いですが、だいたいはGoogle翻訳で内容がわかります。
アーティストによって値段や規約、やり方が異なるため、コミッションシートと規約に従ってオーダーします。
こちらの記事はアーティスト側(開く側)になりますが、イラストタイプ(アイコンサイズやバストアップ等)などの説明を載せているので参考にしてください。
実際に頼んでみる
準備ができたらコミッションシートに沿って連絡します。
メールアドレスの場合は、わかりやすいように「Commission」などのタイトルでメールします。指定がある場合はそれに従います。
SNSアカウントのメッセージ機能の場合は、アカウント登録を済ませてそれに従いましょう。
初回の文面
SNSのメッセージ機能であれば、特に自己紹介は不要です。(ユーザー名が証明となるので)
メールの場合はなるべく名乗りましょう。「Hello! my name is “(HN/ニックネーム等)”」でOKです。
今開いているかどうかの質問だけにするか、質問した上で注文書を送るかはどちらでもOKです。メールの場合は聞いた上で「もしできるなら…」といった感じで注文書も送ると手間が省けます。
支払いについて
注文がOKであれば、相手からの請求書を待ちます。基本は先払いですが、稀に「ラフの作成後」の場合もあるのでコミッションシートをよく読んでおいてください。
請求書はメールで通知されます。メールのURLをクリックし、自分のPaypalアカウントでログイン、支払うだけです。メールが稀に届かないこともありますが、その場合はPaypalアカウントにログインして確認してください。
基本的に「I sent a invoice(請求書を送った)」と連絡してくれるので待ちましょう。
実際のやりとり・例文
開く側向けの記事ですが、実際のやりとりや例文はこちらを参考にしてください。
注文して支払う、あとは待つ。だけなので難しい注文をしない限りは簡単です。
注意点
・1からオリジナルキャラクターのデザインはしない事がほとんど(もしくは別料金)
・締切の指定は基本的に×(要相談)
・完全匿名ではない(進捗画像のアップや、描いたものは公開される)
などなど。完全に×ではなく、不都合がある場合は基本的に相談してください。
日本では個人のコミッションもお仕事と捉えている場合が多いですが、海外だと「趣味の範囲内・有償リクエスト」の感覚が強いので、「これは可能だろうか?」などと質問・相談してください。
人によって1週間程度で仕上げる人も入れば、半年かかる場合もあります。
まとめ
日本語にして、それを英語に直せば注文自体は怖くないです。
それよりも人気のアーティストは開いてもすぐ注文が埋まってしまったり、頼みたくても無駄に長文のコミッションシートだったり(サンプルと価格ドコー状態)で注文前の方が大変なことが多いです。
慣れてしまえば簡単なので、オリキャラを持っている人は特にオススメしたいです。是非好きなコミッションアーティストを探してみてください!